1. リング形状への全周印刷
製品に彩りを与える加飾には、印刷・転写・塗装など様々な方法が存在します、
各方法には、得意・不得意があり、また可能であっても制限があります。
今回は、「形状の制限」に対する挑戦です。
通常ドーナツ形状への印字は、パッド印刷であれば、「天面への印字」が一般的な制限ですが、
資材(ハンコの役割を担うものなど)の工夫を行うことで「全周」への印刷をトライしました。
まずは、今回使用したパッド印刷がどんな印刷方法なのか、ご存じない方はぜひご覧ください。
2. 結果はいかに...?
写真左から印刷前、1工程目で半分、2工程目で残りの半分に印刷しました。
リング形状に対して上下で1周360度を2工程で印刷することが出来ました。
ただし、今回印刷を試してみて感じた制限としては、
1. 上下の絵柄を精度良く位置合わせすることは困難
2. 絵柄は中心から外側に伸びるため、特にドーナツ形状では絵柄が伸びる傾向にあった
そのため、キャラクターの顔などに使用するのは難しい
一方で、サンプルのように、つなぎ目がわかりずらく、伸びも気にならない柄であれば有効的であると思います。
材質は、木製以外にも樹脂や金属への印刷も可能です。
ご興味のある方は、是非ご相談ください!