今回は、昔なつかしい「スーパーボール」への印刷をご紹介します。
スーパーボールといえば、どんな思い出が浮かびますでしょうか?
縁日でビニールプールに浮かぶスーパーボールを必死になってすくったり、駄菓子屋さんで一番おおきな目玉柄のスーパーボールを狙ってみたり、家で思い切り跳ねさせすぎて親に叱られたりと… 子どもの頃、夢中になった記憶がよみがえってきますよね。
そういえばスーパーボールを久しく触っていないなぁ.. という方も多いのではないでしょうか?
スーパーボールの歴史
スーパーボールの歴史を調べてみると、その発祥地はアメリカでした。1960年代に化学者が素材を開発して販売してみたところ大ヒットとなり、その当時の商品名が「SUPER BALL」とのこと。一方、日本では「縁日」でのイメージが強いと思いますが、金魚だとコストがかかるため、代わりにスーパーボールを入れたことが始まりということでした。
スーパーボールの作り方
スーパーボールの主材はラテックス、つまりゴムです。そこに添加材や色を混ぜ、型に流し込みプレスして成形します。型を変えることで、凹凸のあるボールやラグビー、野球ボールのような形状も作ることができます。更に、2色成形で柄を表現したり、表面を研磨したものなど豊富な種類があります。また、スーパーボールの中にメンコやフィギュアをいれた特殊なものもあるようです。
国内でのスーパーボールのサイズ規格は、φ18,φ22,φ27,φ32,φ38,φ45,φ49,φ60 があります。
多大な費用はかかりますが、型を作成すればオリジナルも作成可能です。
スーパーボールへの印刷方法
今回、スーパーボールへのワンポイント印刷には、パッド印刷という手法で印刷しました。ゴムは密着がしづらい素材となるため、前処理と特殊インクを使用する必要があります。
パッド印刷について詳しく知りたい方は、こちら
スーパーボールへの印刷事例
今回は社内でデザインを作成しました。
デザイン画はこちらになります。
デザインサイズは、約 15x15mm で線幅は0.2mmです。
ボールサイズは、38mm と 27mm を選びました。
スーパーボールは、「童心を取り戻すもの」、ということで、こちらも昔なつかしいドットキャラに「どうしんをてにいれた」というメッセージをつけてみました!
実際に印刷したものがこちらとなります。
小さいサイズのスーパーボールにも問題なく印刷をすることができました。
さらに、凹凸のあるスーパーボールにも印刷ができました!
横から見るとわかりませんが、正面から見るとしっかりと印刷ができています。
色数等の制限
今回は、黒 1色にて印刷を行いました。
印刷の色は特色も可能ですが、弊社では基本的に1色のみの対応となります。
色味について詳しくお聞きしたい方はぜひ下記よりお問い合わせください。
また、事前にご連絡をいただければ、弊社にて実物をお見せすることも可能ですので、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。
スーパーボール 印刷 応用編(全周印刷)
スーパーボールの全周印刷も可能です!
ただし、製品の赤道近くは絵柄が延びるため、キャラクターなど厳密なものは不向きです。
弊社ならではの印刷技術を活かした加飾方法となりますので、是非ご活用ください。
スーパーボールからの提供も可能ですので、お気軽にお問合せください。
写真左から、上部・側面・下部 となります。
弊社では、スーパーボール以外にもさまざまな材質/形状への印刷対応が可能です。
持ち込みも可能ですので、Webサイト内の試作事例にない商品であっても、
ぜひお気軽にお問い合わせください