今回は「ジャム瓶」への印刷についてご紹介します。
ジャム瓶は、一般的に「保存瓶」ともいい、
ジャム以外にも、プリンやジュース、ピクルスなどを保存することが可能です。
でもジャム瓶って重たいし、ガラスなので落としたら割れてしまうし、
瓶のゴミ収集日ってだいたい週1で、蓋は燃えないゴミで捨てないといけないので、けっこう大変ですよね…!
(最近はプラスチックチューブ型のジャムも販売されていますね)
ちょっと扱いにくいジャム瓶ではありますが、
ジャムを保存するのにガラス製の保存容器を使うのには理由があるんです。
ガラス保存容器のメリット
ガラス製の保存容器を使うメリットは大きく以下3点です。
- 熱湯で消毒ができる
- 密閉性があるため、真空状態にすることができる
- プラスチックとは異なり匂いがうつる心配がない
真空状態にできる、ということは、菌などの発生を防いでくれますので、
手作りのジャムなどを保存するのにぴったりです。
ジャム瓶(保存瓶)の材質について
ガラスにはいくつかの種類がありますが、
ジャム瓶のような保存瓶は「ソーダガラス」でつくられていることが多いです。
ソーダガラスは「耐熱ガラス」ではないので、温度差には弱いです。
煮沸消毒する際などは、温度差などに気を付けてください。
冷蔵庫に入れていたものを、そのまま熱湯に入れてしまったりすると、割れてしまうことがあります。
ジャム瓶(保存瓶)の形状について
ジャム瓶は円筒形のものや、丸っこいもの、五角形のものなどさまざまな形があります。
デザインにもよりますが、丸っこいものや、角ばっているジャム瓶であっても印刷は可能です。
詳しくはお問い合わせください。
ジャム瓶(保存瓶)への印刷方法
今回は「転写」という方法で印刷を行いました。
一般的に陶器やお皿などへの印刷に用いられる印刷方法になります。
無機タイプのインキを使用しているので、ジャム充填前の煮沸消毒にも耐えることが可能です。
なお、流通品の瓶詰めのジャムは大量生産となるので、
中身充填後、ラベルシールやフィルムで対応されている場合がほとんどです。
ジャム瓶(ガラス)への印刷事例
今回は社内にてデザインを作成し、円筒型のジャム瓶へ印刷してみました。
まずはデザイン画をご覧ください。
メルヘンでかわいらしいジャム瓶のデザインにしてみました。
それでは、完成品の画像をご覧ください。
実際にマーマレードジャムとりんごジャムを入れたところも撮影してみました。
中身を入れてみると、より一層絵柄が際立ちますね!
デザイン/色数等の制限
今回は1色印刷を行いましたが、もちろん多色印刷も可能です。
ただし、色が増えるごとに版が必要となりますので、コスト増となります。
ガラス色見本(一例)
ジャム瓶の印刷範囲
今回の試作製品問わず、ジャム瓶の印刷範囲は下記をご参考ください。
納期
時期にもよりますが、入稿 ⇒ 試作 ⇒ 量産まで、最低 1ヶ月は必要となります。
イベントなどでのご使用をお考えの際は、余裕を持ってご依頼いただけると幸いです。
弊社ではジャム瓶以外にも、キャニスターやウイスキー瓶や日本酒ボトル、
ワイングラスをはじめとしたさまざまなガラス製品への印刷が可能です。
もちろんガラス以外のプラスチックや金属、木材への印刷実績もございます。
持ち込み素材もOKですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。