今回は、ガラス製ロールオンボトル容器への印刷です。
【ロールオン】という言葉に聞き慣れない方もいらっしゃるかと思いますので、
その用途なども含めてご紹介していきます。
目次
1. ロールオンボトル容器とは
ロールオンボトル容器の用途
ロールオンボトル容器とは、先端の金属ボールを肌にコロコロと押し付けて、フレグランスやアロマオイル、ネイルオイルを塗ることが出来る容器となります。
ロールオンボトル容器は、ガラス製が一般的に多く使用されており、耐薬品性に優れたPP製(プラスチック)もあります。
内容量は、持ち運びに便利な 8mlや10mlが一般的ですが、容器容量を変更することも可能です。
また、紫外線による劣化を防ぐことができる遮光瓶(ガラス色が茶色)もあります。
販売ロットはいくつから?
弊社で取り扱っているロールオンボトル容器の販売ロットをご紹介します。
※支給品に対して、下記ロット以下の印刷を行うことも可能です。
・透明瓶(8ml/10ml):720本
・遮光瓶(8ml/10ml):3,000本
・コンチュラックス瓶:3,000本
その他、25ml / 30ml / 50ml容器もありますので、ご相談ください。
キャップも白・黒着色、蒸着等、お選び頂けます。
2. 加工事例 ロールオンボトル容器
今回は、8mlのロールオンボトル容器に対して、2つのデザインで作成しました。
事例1 WAKE UP - FRESH CITRUS
夏の季節に使いたくなる柑橘系の香りをイメージしたフレグランスです。
容器は、8mlで透明瓶とコンチュラックス瓶を使用しました。
色は、無機インクが苦手な鮮やかな緑とオレンジ色で調整しました。
ミドリ…PANTONE 3278C
オレンジ…PANTONE 144C
どちらも再現することが難しい色ですが、上手く再現することが出来ました!
事例2 天然アロマのナチュラル虫除け
こちらは、夏の虫除け対策を目的とした天然アロマ商品です。
容器は、8mlの遮光瓶を使用しています。
蚊の絵柄が細かいですが、データ通り再現が出来ています。
3. ガラス印刷の色について
ガラスへ印刷をする際には、主に2種類のインクが使用されています。
有機インク
優れている点 – 色の鮮やかさ
劣っている点 – 物理的なダメージ・耐薬品性・経年発色
無機インク
優れている点 – 物理的なダメージ・耐薬品性・経年発色
劣っている点 – 色の鮮やかさ(鮮明な色やビビッド系は得意ではない)
今回のロールオンボトル容器のサンプル作成では、無機インクを使用しています。
色の鮮やかさが有機には劣っているものの、この様な色表現は可能なので実際広く使用されています。
無機インクの色見本
弊社には、下記色見本や商品サンプルも展示しておりますので、是非お越しください。
今回ご紹介させて頂いたロールオンボトル容器の他、様々なお持ち込み製品への印刷を行っております。。
Webサイト内の試作事例にない商品・材質であっても、ぜひお気軽にお問い合わせください