今回はモバイルスタンドへ印刷を行いました。
スタンドの材質はアルミ(アルミニウム)です。
アルミは金属素材のひとつで、特性としてはまず「軽い」ことがあげられます。
見た目が銀に似ているけれど、軽い、ということから「軽銀」と呼ばれたりもします。
アルミニウムの比重は2.7なので、銅(8.9)や鉄(7.8)に比べると軽いのがわかりますよね。
また、加工性がよいことも特性のひとつとしてあげられます。
今回の試作事例のようなモバイルスタンドから、
食品の包装に使われる薄いアルミホイルまで、
さまざまな形状に成型することが可能です。
そのほかには、電気をよく通すことから、高電圧の送電線に使われていたり、
毒性がないので、アルミ缶や食品包装といった、
私たちの口に中に入るものにも使われています。
☝ アルミニウムに似ている金属素材
アルミニウムに似ている金属素材ですと、ブリキやステンレスなどがあります。
小物などを入れる丸缶やスクリュー缶、
紅茶の茶葉などを入れるパイマル缶などいくつか種類があります。
どれも印刷が可能ですので、お問い合わせ時に印刷したい商品URLや材質などをお知らせください。
2. アルミニウム素材への印刷方法
アルミニウムは金属になりますので、
印刷方法としては、スクリーン印刷が一般的ではありますが、
複雑な形状のものやフルカラー印刷を行いたい場合は、他の印刷方法を選択します。
ここでは、主な印刷方法についてご紹介させていただきますね。
① スクリーン印刷
スクリーン印刷についての詳しい説明は ▶ コチラ
版や治具代がかかるため、多品種の製品には向きません。
コスト面を気にしないのであれば多色刷りも可能です。
インキに厚みがあるので、多色刷りですと見た目も華やかで剥がれにくいです。
② インクジェット印刷
インクジェット印刷とは、
CMYKの4色のインキを霧状に噴射することで、
直接製品に印刷する方法です。
版をつくることなくフルカラーや写真などのデザインを印刷することができ、
1個から印刷することができます。
③ パッド印刷
パッド印刷についての詳しい説明は ▶ コチラ
スクリーン印刷と同様、版や治具代がかかってきますが、
パッド印刷の強みはなんといってもシリコンパッドという転写体を用いることにより、
複雑な形状への印刷方法が可能なこと。
コスト的には単色をおすすめしますが、多色刷りも可能です。
3.モバイルスタンド(アルミ)への試作事例
それでは印刷事例をご紹介します。
弊社内でパッド印刷したものです。
このようなモバイルスタンドのように、
折りたたんでも、広げても平面にならない形状であっても、
パッド印刷であれば、問題なく印刷が可能です。
今回はアルミ素材のモバイルスタンドへ印刷を行いましたが、
ABS樹脂をはじめとしたプラスチック素材のものでも印刷可能です。
また、アルミ素材ですと、
アルミダイキャストケース(ギターのエフェクター)などへの印刷実績もございます。
弊社では金属素材をはじめさまざまな材質への印刷が可能です。
他社さまでお断りされた案件であっても、どうぞお気軽にご相談ください。